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世界の医療団スタッフインタビュー Vol.3 (広報・企業パートナーシップ担当 熊野さん) ~後半~
前回の記事に続き、事務局広報マネージャーの熊野さんへのインタビュー後半をお送りします。今回は、熊野さんご自身の経歴や、仕事についての考えなどいろいろお聞きしました!

――話変わって、熊野さんご自身のお話を伺いたいのですが、世界の医療団にボランティアに来る前のキャリアパスは?

「もともと学部を卒業して大学院に行きたかったんですけど、そのときのゼミの担当教授から「お前は一回外に出てみて、本当にやりたかったら戻ってこい」と言われ、学費を稼ぎたかったこともあり、3年間、民間企業に勤務しました。やっぱりそのときも広報をやっていたんですよ。
まったく国際協力には関係ない分野でやったあとに、大学院に入り直して、その間ドイツに1年間留学して、社会学分野で修士を取得しました。
その後は、もともと国連にいきたいという思い、こういう分野で働きたいという思いがあったので、『英語圏かフランス語圏で勉強しないと』と思い、結果的にフランスに行きました。語学学校で勉強して、そのままドクターの1年目を受験して一応入れてもらえて、DEA(博士課程第一学年のディプロム)というのを終えましたが、フランス滞在中に二回空き巣に入られて、警察でもこちらが尋問されたりして精神的にも参ってしまい、先生たちも「元気になって落ち着いてからまたやろう」という感じで、仕切り直すことにして一度日本に戻ってきたんです。
戻ってきてフランス語から遠のきたくないと思い、NGOでフランス系で日本にあってアクセスしやすいのは世界の医療団と国境なき医師団で、たまたま世界の医療団がボランティア募集をしていました。ちなみにフランスにいる間にすでに人権系のNGOでの活動をやっていたので、NGO自体にはなじみがありました。」

――これから、このように働いていこうという目標はありますか?

「NGOにおける広報というのは、ほかのスタッフと少し性質が違うところがあります。つまり団体の本質・真髄を一番よくわかっていないと発信ができないけれど、活動そのものの当事者にはなっていません。当事者だったらわからなければならないことを、どうやったらわかるかというが難しいので、ある程度自分の中で消化する時間なり経験があってこそできるものじゃないかなと思っています。
でも、じゃあずっとここにいるのかとか移るのかということは、誰に聞いてもわからないと思います。NGOの中で渡り歩く人もいれば、ずっと同じところにいる人もいるし、うちの派遣ボランティアのように本業は医者であり、平行してNGO活動をやっている人もいます。プロフェッショナルとして問われていることがある以上は、求められている以上の成果を挙げ続ける必要があると思う。そういうことができなくなったら逆に何かを変えなきゃいけない時期だと思います。
いつどうなるかはわかりませんが、できるだけ正確に自分を知りつつ、貢献できるかどうかということで進み方を判断していこうと。」

「ただ、日本で女の人で『一生仕事をしていこう』といった『社会人としての自分』というのを思い描きつつ年を重ねていく人がどのくらいいるのか…」

――確かに、その時になってみないとわかんないというか、長期的なビジョンを持っている女の人ってあんまりいないかもしれませんね。

「いわゆるフランスのような共働き路線でもないし、結婚したら全面的に仕事をやめることもありますよね。それだって決して社会的なことじゃないわけでなく意義あることなんだけど、状況によって仕事をやめるかも、という感じで仕事をしていく分、いつまでたっても中途半端になっちゃうかもしれませんよね?みんなのまわりはどう?」

――「ずっと働きたい」という人もいますよ。「自分はそうしたいけど、もし相手が転勤とか出たらどうしよう」という人も・・・。
――私は日本にいたら妥協を迫られるのかなって思ったりします。いやだっていったところで結婚生活2,3年でも別れなきゃいけないのかな、とか。そういう話をしたら、逆に「ついてきてくれる相手を探したら」って言われましたが(笑)


「いいんじゃない?」

――落ちこぼれの学者あたりいいよって言われます(笑)

「それはどうなの(笑)
でも、どういう立場にあっても、いろいろ見つけていくことはできるよね。お金になるならないじゃなくて、やりたいことをやればいい。
ただこれは困るというのは、ボランティアだからお金をもらっていないからといって、いい加減にやってもらうと、職員とかボランティアで実際にやっている人たちが困ってしまう。悪い影響って結構派生していくから、そこらへんの意識を持っていることは大切ですね。」

――やっぱり自分のやることに責任を持てる人って、どんな立場にあってもやりがいを見つけられそうですよね。

「そういう自分の中で責任を果たす人って、どこでもいい仕事ができると思う。かといっていつもいつもいい仕事をしなければいけない、というプレッシャーを感じつづけなくてはいけないわけじゃないけど、そういう姿勢がもてたらいいですね。」

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(2007年フジロックフェスティバルにて。ステージの右側が熊野さん)

――最後に恒例の、お勧めの映画や本を教えてください。

「映画はこの間ブログでお勧めしてくれた土居監督の『沈黙を破る』。あれはよかったです。
本は井筒俊彦『意識と本質』。」

――好きな言葉は?

「口癖は『すばらしい』。なぜか事務局ではやっていますが、私が発信源じゃないとは思いますよ。
『言い過ぎじゃないか』と言われたこともあります(笑)」

――最後に、ブログ読者へのメッセージをお願いします。

「ブログ、盛り上げていきたいのでよろしくお願いします。」

☆ ★ ☆

熊野さん、楽しいインタビューをどうもありがとうございました。国際協力分野で働くことに興味をもっている私達インターンにとって、熊野さんのお話やアドバイスはとても興味深かったですし、日本でのNGOのありかたや女性の生き方など、いろいろと考えさせられました!
今後もスタッフインタビューを予定していますので、お楽しみに♪

2009/08/26(Wed) | インタビュー | トラックバック(-) | コメント(0) | page top↑
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