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世界の医療団スタッフ インタビューVol.2 (プロジェクト担当 畔柳奈緒さん)~前半~
こんにちは!大西です。最近は緑が濃くなってきて初夏の雰囲気ですね。
今日はインタビュー記事をお送りします♪

今回のインタビューでは、プロジェクト担当の畔柳 奈緒(くろやなぎ なお)さんにお話を伺いました。
今年の3月に行われたスマイル作戦でバングラデシュに行ったときのお話や、新たに始まりつつある国内プロジェクトのこと、そして畔柳さんが世界の医療団で働き始めたきっかけなど、盛りだくさんのインタビューとなりました!二回に分けてお届けします。
前半は、バングラデシュのお話が中心です。

――最初に、畔柳さんのお仕事内容を教えてください。
まず、形成外科ミッションスマイル作戦のマネジメントをやっています。
それと、国内事業を今立ち上げたいと思っているので、その準備をやっています。
大きく分けるとその二つですが、それ以外には寄付者へ向けて発信するダイレクトメールのテキストを作っています。

――世界の医療団ではいつから働いているんですか?
2006年の1月か2月くらいからで、4年目になります。

――早速ですが、今年行ったバングラデシュの事について教えてください。
スマイル作戦(※短期の形成外科ミッション)で行きました。
なぜバングラかというと、まず日本からのスマイル作戦への参加者が増えてきているという点が一点。
それから、日本からメインに行く拠点としてカンボジアがあるんだけど、カンボジアは他のNGOで形成外科ミッションをやってる団体もあるし、新たに支援を必要としている場所があるんではないかという点がありました。
これらを考慮して、カンボジア以外のアジアで最も支援を必要とされている国を探して、バングラデシュが行き先になりました。
内容は、スマイル作戦なので、手術と現地の病院関係者の育成です。

――畔柳さんはどのような役割で行ったんですか?
通常のスマイル作戦では、他に長期プロジェクトをやっているところに行ったりとか、フランスのスマイル作戦のチームが入っているところに行くんだけど、バングラデシュの場合は世界の医療団のプロジェクトがなかったところで、1年前に私が調査で行ったときにコネクションを作ったので、一緒に行きました。
プロジェクト始動の時にはお医者さんや看護師さんでなく事務系のマネジメントでやらなければならないところが多々あるんです。
軌道に乗れば日本国内でマネジメントをやってボランティアを送る、ということだけでいいんだけどね。
それに、大学が併設している病院であったりもするので、育成のプロジェクトだとかJICAの資金を狙いたいというのもあるので、しばらくはマネジメントとしては同行せざるをえないかなと。

――年に何回くらい行くんですか?
今のところ二回。3月と11月です。
バングラには季節が6個あるのね。3回くらい説明されないと覚えられなかったんだけど(笑)
4月から10月までの間は雨季とか、暑いとか、モンスーンなどあるのでとても活動にはならないだろう、ということで、11月から3月の間だけにして、その間に2回行くということになりました。
2回ぐらい行かないと患者さんもたまってきちゃうし、技術の移転も難しいからね。

――なるほど。では、今回大変だったことはありますか?
たくさんあるよ~。予定通りに行かないことだらけなので・・・。
夜中の2時に着いても誰も迎えに来てくれてない、とか(笑)
電話が通じないし、しかもその直前に2日くらい前に軍の下部組織みたいに扱われている国境警備隊の人たちが暴動を起こして、空港とはちょっと離れたところで立てこもりを起こしていたとか。
でも行ったら治安は平和というか普通だったんだけどね。
ただ、ドライバーがいうには、「自信がない人は外に出ないだろう」って。
怖がっている人はやっぱり家の中でおとなしくしているような状態だったみたい。

他にも、荷物が届かないというのがあった。
フランスから来た麻酔科医の荷物が飛行機に入ってないということがまずあって。
それから、病院の方に「これとこれとこれを頼んどいて。だめだったら持ってくから」って本当にしつこいくらい頼んだんだけど、「だいじょぶだいじょぶ」って言ったのに、案の定届いてないじゃん、ということが。
手術しに行って荷物がないと、何にもできないんだよね。
でもそれ以外は向こうの病院の人は協力的だったし、患者もたくさんいました。

――患者さんは何人くらいいたんですか?
80人診察して、36人手術しました。
手術日が3日ちょいくらいで、外科医2人いたので同時にやったり、ひと部屋しか使えない日もあったりしたのでMAXに入れて36人。

ミッションに行くと、初日に診察日を設けて、そのあと手術していくんだけど、診察日に間に合わない人がなぜか必ずいるんだよね。
「何月何日に診察して、そこでピックアップして手術決めるからね」っていうふうにアナウンスをかけてもらってるんだけど、遠方すぎて・・・何百キロ歩いてきたとか、何百キロバスで来たとかね。今回六百キロバスで来たっていう人がいた。
そういう人が三日目くらいにくると、もうそこまでぎちぎちに手術が入ってるから、もう入れないの。帰さなければいけないということになるけれど、みんな困った気持ちになってしまう。
そうなったらもう次回来るときとか、現地の人が手術できるようにしっかり訓練するとかして、そういう人たちもケアしてもらえるようにするしかないんだけどね。

あ、それから虫が出たことがすごい困った。
毎晩部屋に帰ると、その前でゴキブリが3匹とか4匹とか待っていたので・・・。
あとヤモリが、「ミィー」とかいって鳴くので、夜中に必ず起こされるとか。
楽しい感じの(?)困りごとはそんな感じ。

――虫が苦手な人は大変ですね・・・。
うん、すっごいしんどいと思う。

――アリとか多そうですね。
アリはたぶん目に入らないくらい他の生き物が多かった(笑)
あとインコみたいな綺麗な鳥が飛んでるんだけど、すごいうるさかった(笑)

――逆に、楽しかったことはありますか?
ハプニングはたくさんあってその度に「ハァ・・・」って思うんだけど、基本的には、いろんな活動をしている最前線が現場なので、そこにいて実際の活動に携われるというのはとても楽しかったです。
あとはいろんな物品の発注をする時に「これはいったい何だろう」と思いながら発注していたものが実際に使われる様子とか、例えば口唇口蓋裂と呼ばれている症状がどういうふうに手術されるのかとか、いろんな症状のいろんな手術が目の前で見れたのはものすごく楽しかったです。

――実際に手術に立ち会ったんですか?
それはもう、ずーっと。それで「あー、この糸はこういうときにつかうんだ」とか「あー、留置針ってこれなんだ」とか、もやがかかっていたものがだんだん晴れてきた感じ。日本ではそういう機会がないからね。おもしろかった。
手術はすっごい細かい仕事なので、自分は不器用だから絶対形成外科医になれないということがわかった(笑)
「あんな細い糸を、こんな細かいピンセットを使って、こんな細かい傷を縫うんだ!」って思いながら・・・何やってるのかわからないんだけど、終わると綺麗になっていて。
すごかったよ。


090514.jpeg


(バングラの病院にて。この男の子は珍しく医療器具を怖がらずに自分からつけてくれたそう。真ん中が畔柳さん)

――今回は何人で何日間行ったんですか?
全部で9日で、フランスから2人、日本から私を含めて5人行きました。

――通常このミッションはだいたいこのくらいの規模ですか
ケースバイケースですが、最低外科医2人、麻酔科医2人いたほうがベターで、看護師も1人、全部で5人くらい。
まあベテランで一人で大丈夫な外科医や麻酔科医もいるし、二人いてほしいという看護師もいるけどね。

――今後何年間くらい続けていく予定ですか?
技術移転がしっかりできればいいなあと思っているのですが、3~5年はやらないとなぁと思っています。

(インタビューの後半は来週更新します。お楽しみに♪)
2009/05/11(Mon) | インタビュー | トラックバック(-) | コメント(0) | page top↑
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