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事務局長ネパール調査 インタビュー
ちょっとご無沙汰していました。インターン大西です。
3月と言えども、まだ肌寒い日々が続いていますね。

さて、今回は、久しぶりにインタビュー記事を書きたいと思います。
事務局長エフテルさんが昨年末にネパールに行ったそうなので、お話を伺いました。

―ネパールに行ったのはいつ頃ですか?

エフテル(以下H) 昨年の12月1日から19日まで約3週間です。

―ネパールのどこに?

Hまずカトマンズに1週間泊まって、そこから150キロくらい離れたシンデュパルチョクというところに1週間、またカトマンズに戻って1週間泊りました。

―何のプログラムで行ったのですか?

H JICAの研修でプロジェクトマネジメントについて東京で研修を受けたのですが、その研修の一部として実際にプロジェクトを作ってみるというものでした。各参加者が自分の団体のニーズに合わせてプロジェクトを作るんですね。世界の医療団では、これからどんどん政策提言、アドボカシー活動に力を入れたいということがあるので、アドボカシー活動に関係している調査をしました。うまい政策提言を作るにはきちんとしたデータが必要なので、まずそのデータを集めるために行きました。

―どんなデータですか?

H 政策提言の内容は、医療費の問題です。どこの国でも貧困層は医療費が高いとアクセスできないという問題がありますが、最貧国のネパールでは特に深刻です。ネパール政権も、そうと判断したからこそ、2006年から医療費を削除することに決めました。2006年から徐々に新しい政策を実施することになったのですが、なぜか今までその政策についてのレポートや影響・成果の評価がほとんどなされてなくて、うまくいっているかどうか、一番弱い立場にある人々が医療にアクセスしやすくなったのかなどを確認したかったので、こういう調査をしました。

―調査はどのように?

H ネパールでは世界の医療団の母子保健プロジェクトミッションをしているので、その運営チームの力を少し借りて予めアポなどをとってもらい、現地では一人の通訳者を雇って、二人で動きました。

―結構大変だったのでは?

H 思ったよりみんな英語ができて、通訳もそこまで必要でない場面も多かったことや、調査の目的も評価やお金を得るためなどではない、ある意味で純粋な調査だったので、相手に柔軟に答えてもらうことができ、スムーズに調査することができました。

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(右・現地でインタビューを行うエフテルさん)

―結果を簡単に言うと?

H すごくおもしろい政策ですね。医療システム自体は小さな診療所から大きな国立病院までと幅広いんですが、例えば小さな診療所では、診察費がすべて無料になり、薬の一部も無料になりました。それは誰にでも適用されるユニバーサルな政策で、すでに2006年から2年間で受診者数が2倍になるなど、成果が出ています。医療費が無料になるというと政策にお金がかかるように思えますが、実はそうではないんですね。貧しい国でもともと医療費自体がかなり低かったので、無料にしても政府にとって大きな負担にはなりません。でも、住民にとっては大きな変化ですよね。人々は大多数が畑で作ったものは販売せず自分で食べる自作農で、お金があまり流通していないんです。だから、どんなに安くても医療費を払わなければならないとなると病院に行けません。

―病院の数は足りているんですか?

H 問題は病院の数よりも医者や医療スタッフ不足です。ネパールは山ばかりで移動にすごく時間がかかり、カトマンズ以外はどこも行きづらいため、医者はお金をもらっても奥地の診療所には行きたがりません。

―ネパールのプロジェクト全体を通しての感想や印象に残ったことは?

H 農村生活ですね。村はつり橋を渡らなければ行けないようなところで、高校に行っていない大人ばかりでした。15歳くらいで結婚して子どもを産んで出産するのですが、病院に行く習慣がないんですね。もちろん遠いということもあるんですが。そのため、出産時死亡率が高いんです。
ある意味で外からとても守られた環境ではあります。本当にきれい。人々の衣服は赤やピンクばかりで、冬でしたが太陽の光を受けて、とにかく素敵でした。でも、特に女性には、なにより農業の生活で我慢する生活がつらそう。女性の社会的地位はいまだに低くて、お父さんやお兄さん、だんなさんに物事を決められてしまうのは、つらそうだと思いました。

―どうすればそういう文化のところに現代の医療技術を受け入れてもらえるでしょうか?

教育に負うところが多いですね。文化が悪いというわけではなく、自分の権利を知らない人が、知っている人から利用されているという状況なのです。これはどこでも同じですね。医療が無料になったということもほとんどの人が知らない。でもみんな論理的だから、無料だと言う情報があれば行くんです。また、例えば妊産婦検診をしたら出産時に死亡するリスクは減るということを教えたら、みんな論理的に考えて行動するんですよ。
文化に問題があると言うよりは、山々に届かない情報をどう届かせるかです。もちろん届かせたくない人もいるので・・・とにかく、家事をやれなどという男性の社会的ポジションというのは文化の特徴ではないと思いますし、文化を守りながら悪影響を変えることは可能だと感じました。例えば、村でマイクロファイナンスの20人くらいの女性のグループを作り、その中の女性が医療について発言するなど、外からではなく、中の人が声を上げて説明をしていくことが大切です。
もちろんハードウェアの面で診療所や医者、薬が準備されるのは必要で、それは政策ができることですし、世界の医療団も医師の育成や薬品の提供も力を入れています。でも同時に女性たちに対して、ソフトウェアの部分、例えば「診療所に行ってもいいんだよ」、「行ったらお医者さんがいるよ」、「赤ちゃんを助けてくれるんだよ」ということを、外からでなく受益者自身が伝えていくことが必要です。
文化に問題はないけど、貧困は問題です。

☆ ☆ ☆

エフテルさん、ありがとうございました!
話し足りないことがまだまだあるそうですが、これだけお聞きしただけでも、とても興味深い調査だと感じました。医療の充実には、政策や病院の整備だけでなく、人々の意識という面が本当に重要なんですね。
ネパールの村の情景、いつか行って見てみたいなぁと思いました。


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2010/03/25(Thu) | インタビュー | トラックバック(-) | コメント(0) | page top↑
ハイチ復興活動のためのチャリティイベント
2010年1月12日、 ハイチで起こった壊滅的な地震は、20万人以上の命を奪い、数10万人の負傷者や住む家を失くした人々に不安な将来をもたらしています。世界の医療団も緊急支援を行っていますが、これからの雨季が始まり、ハイチの復興にはかなりの時間が要するとされています。現在の活動は捜索と救助から、生存者に、生きるために不可欠な援助を提供することにシフトしています。そしてこの援助活動の成功は、世界中からの継続的な支援にかかっているとも言えると思います。

ハイチの復興活動のためのチャリティイベントが今月二つ行われます。今、ハイチが立ち向かっている困難な状況をより多くの人に知っていただき、また、寄付等を通して支援の参加機会を提供する試みです。

一つ目はTokyo Helpsが3月18日(木)に開催するイベントです。イベントでは、東京で最もホットなDJとして知られているマリティジオによるミュージックをお楽しみいただく他、ハイチ大使館、皆様からの寄付金の贈呈先である世界の医療団とセイブ・ザ・チルドレン、それぞれの代表の方々が、現地の現状についてアップデートしてくださいます。

日程:3月18日(木)19時~23時
入場費:3,500円
場所:FIFTY SEVEN (57)
住所: 東京都港区六本木4-2-35 B1F
アクセスマップ:http://www.fiftyseven.co.jp/アクセス.html
詳細:http://www.tokyohelps.org/events.html

もう一つはProject OROCHIが、セカンドライフという3D仮想空間メタバースを介して、ハイチを支援するチャリティライブです。このチャリティライブは、USA、ドイツ、ポルトガル、スペイン(カタロニア)、アルゼンチン、そして日本から多くの演奏者が集まり、世界各地から届くリアルタイムな生演奏にて構成されます。
ライブでのお客様からのチップは世界の医療団のハイチ活動支援に寄付されます。

日程: 3月20日(土) - 22日(月) 
出演者: 世界中から12組のミュージシャンとショーのパフォーマー
会場: セカンドライフ、「Haruno」 「Grandblue」 「Amatsu」の3SIM、3箇所のライブ
主催者:Project OROCHI http://www.memoly.biz/2010/03/06152835.php
詳細:http://www.secondtimes.net/metaverse/event/20100308_concertforhaiti.html


多くの方が関心を持ち、このようなチャリティイベントを行えることは非常に恵まれており、心強く感じています。
このブログを読んでくださっている方々も是非チャリティイベントにご参加ください♪
2010/03/17(Wed) | イベント | トラックバック(-) | コメント(0) | page top↑
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