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イマキュレー・イリバギザ『生かされて。』
こんにちは!インターン大西です。
更新が少し久しぶりになってしまい、すみませんでした。
東京の木々も少しずつ色づいてきて、だんだん冬を感じるようになってきまし
たね。インフルエンザや風邪にかからずに乗り切りたいものです。

さて、これまでインターンおすすめの映画をいくつか紹介してきましたが、
たまには本も紹介してみようと思います♪

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イマキュレー・イリバギザ著 『生かされて。』PHP研究所 2006年
Immaculée Ilibagiza “Left to Tell” Hay House UK Ltd. 2006
(※画像、リンクはアマゾンのものです)
 
この本に書かれているのは、1994年のルワンダ内戦において起こった
ホロコーストで、生き残ったツチ族の女性が経験した実話です。
アフリカの中でも緑に恵まれた美しい国、ルワンダで、それまで共に
生きていた民族同士が殺し合う…そんな耳を疑いたくなるような
凄惨な悲劇が起こりました。
この本の著者も、多感な時期に仲良くしていた友達や近所の人と
突然対立する立場におかれ、大切な家族を殺され、
自分の命までも狙われるという経験をします。
フツ族の司祭の家の狭いバスルームにかくまわれ、今にも見つかるのでは
ないかという極限の恐怖の中で乗り越えた数カ月間の描写は、
本当に読んでいても背筋が寒くなります。
このルワンダのホロコーストの特徴は、軍隊によるものではなく、
普通の人々が手に斧や鉞を取り、お互いを殺しあったということです。
だからこそ、内戦終結後には国内の民族和解が大きな課題となりました。

自分の愛する家族が殺されたという現実をどのように受け止めればいいのか?
その犯人を赦し、しかも再び共に暮らしていくということは可能なのか?

著者の悲痛な祈りを通して、そんな答えのない重たい問いが突きつけられます。

しかし、敬虔なカトリック教徒である著者は、その強い信仰により恐怖や
苦しみに耐え、怒りや憎しみを乗り越えてゆく姿も描かれています。
その姿勢は、想像を絶するような残虐な事態を誰も止めることができなかった
という絶望的な事実の中で、
一筋の希望を与えてくれているようにも思えます。
紛争後の平和構築における文化や宗教の役割も考えさせられました。

ルワンダの内戦が残した傷跡は、簡単に癒えるものではありません。
人々の和解には、長い長い年月がかかるでしょうし、それは彼らの中から
生み出されるしかないものではないでしょうか。
だとしたら、遠い日本に住む私たちには全く関与のしようがないように
思えるかもしれません。
でも、私たちは、同じ地球に住む人間として、その事実を知ろうとしなければ
いけないのではないでしょうか。
そして、ルワンダで働くNGOなどを支援することを通して、ルワンダの人々の
心に本当に平和が訪れるよう願うことができます。
本の紹介から若干脱線しましたが、わたしはそのような平和への願いの連鎖が、
この世界のあり方を変えていくことができると思っています。


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2009/11/12(Thu) | おすすめの本・映画 | トラックバック(-) | コメント(0) | page top↑
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